CoinGecko(コインゲッコー)でポートフォリオを作ってみました。
めちゃくちゃ便利な機能なのですが、作成には少しコツがあるのでその作り方、設定方法を共有したいと思います。
ポートフォリオを作るメリット
- 自分の資産状況が図やグラフで視覚的に把握できる。
- DeFi系、NFT系銘柄などカテゴリ別に資産状況が把握できる。
- メタマスクなどアカウントを開かずともリアルタイムの資産状況を把握できる。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方とキャンディについてはこちらの記事が参考になります。
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※この記事ではトークンのことをコインまたは通貨と呼びます。
目次
CoinGecko(コインゲッコー)でポートフォリオを作成しよう
ではさっそくいきましょう。
CoinGecko(コインゲッコー)のアカウントを持ってないという方は先に無料登録は済ませておいて下さいね。
日本円に設定
日本に住んでるなら日本円で資産を把握出来た方が良いですよね!
CoinGecko(コインゲッコー)サイト内右上、通貨の表記を「JPY」に設定します。
ポートフォリオ作成ページ
同じくCoinGecko(コインゲッコー)サイト内右上、「Portfolio(ポートフォリオ)」から「All Portfolios」を選択。
最初に
ポートフォリオはデフォルトで「My Portfolio」を一つ持っています。
- 「My Portfolio」をそのまま使う場合は「Add New Coin」を選択。
- 新しいポートフォリオを作成する場合は「Create Portfolio(ポートフォリオを作成)」を選択します。
ポートフォリオ名は後から変更出来るのでとりあえず➊で良いかと。
➊ポートフォリオにコインを追加
作成したポートフォリオ、または既存の「My Portfolio」にコインを追加しよう。
「Add New Coin」からコイン名を入力して表示されたコインを選択します。(ビットコインならBTCと入力)
❷新規ポートフォリオを作成
ここでは新しいポートフォリオを作ります。
「Create Portfolio(ポートフォリオを作成)」から好きな名前を決めて作成しよう。
トランザクションを作成しよう
ここでは追加した通貨(コイン)のトランザクションを入力していきます。
これを入れないことには資産を把握出来ません。
通貨(コイン)の「+」を選択。
3つのトランザクションが作成可能
- Buy(買い)
- Sell(売り)
- Transfer(入出金)
翻訳されたりされなかったり分かりにくいので、ここでの日本語訳を10個書き出してみました。
Buy(買い) | Sell(売り) |
Transfer(入出金) | Price Per Coin(通貨価格) |
Quantity(枚数) | Total Spent(合計支払額) |
Total Received(合計受け取り額) | Date(日時) |
Fees(手数料) | Notes(メモ) |
Buy(買い)の作成
ここの作成には少々コツがあるので一つ一つ見ていきましょう。
BNBをUSDTで購入した例で解説します。
①「JPY▼」から購入前の通貨を選ぶ。
(海外取引所は○○/円ペアが無いため)
一覧にUSDTが無いのでこの場合、「USD」を選択。
②「⇆ Total Spent(合計支払額)」を選択して「Price Per Coin(通貨価格)」と入れ替える。
(これは購入時の通貨価格が分からない事が多いためです。合計支払額から入力する事で通貨価格が自動で算出される。)
③「Total Spent(合計支払額)」の入力欄に、購入額を①で選んだ通貨単位(この場合USD)で入力する。
④「Quantity(枚数)」の入力欄に、購入した通貨の枚数を入力する。
(自動でPrice Per Coin(通貨価格)が算出される)
⑤「Date(日時)」の入力欄に、購入した日時(日本時間)を入力。
⑥手数料&メモ(任意)
- 「Fees(手数料)」は①で選んだ通貨(この場合USD)を入力。
(手数料はほとんどの場合、誤差の範囲なので入力するかは任意) - 「notes(メモ)」も任意。
⑦「Submit」を選択してBuyの作成完了。
Sell(売り)の作成
買いの時と同じですが、混乱するといけないのでもう一度書き出しますね。
画像はページが重くなるのでここは無しにします。すみません。
①「JPY▼」から売却後の通貨を選ぶ。
一覧にUSDTが無いのでこの場合、「USD」を選択。
②「⇆ Total Received(合計受け取り額)」を選択して「Price Per Coin(通貨価格)」と入れ替える。
③「Total Received(合計受け取り額」の入力欄に、売却額を①で選んだ通貨単位(この場合USD)で入力する。
④「Quantity(枚数)」の入力欄に、売却した通貨の枚数を入力する。
⑤「Date(日時)」の入力欄に、売却した日時を入力。
⑥手数料&メモ(任意)
- 「Fees(手数料)」は①で選んだ通貨(この場合USD)を入力。
(手数料はほとんどの場合、誤差の範囲なので入力するかは任意) - 「notes(メモ)」も任意。
⑦「Submit」を選択してBuyの作成完了。
Transfer(入出金)の作成はお勧めしません
個人的に入金のトランザクションは要りません。
何故なら入金額が利益として計上されてしまうからです。
しかし、エアドロップなどタダで貰った通貨(コイン)の場合は入金扱いにしてもいいかもです。
出金も個人的には出金額が損失として計上されるので要りません。
このような例はほぼないと思いますが、誰かにタダで通貨(コイン)を送った場合には出金扱いにしてもいいかもです。
補足設定
画像赤枠から作成したポートフォリオの設定が行えます。
Set as main portfolio | メインポートフォリオに設定。 |
Rename Portfolio | ポートフォリオ名の変更。 |
Derate Portfolio | ポートフォリオの削除。 |
Share Portfolio | ポートフォリオのシェア。リンクを作成して友人と共有。(保有量及び損益は非公開) |
Reset Portfolio | ポートフォリオにある全てのトランザクションを削除。 |
ポートフォリオの見方・使い方『資産の視える化』
ここまででCoinGecko(コインゲッコー)のポートフォリオ作成とその補足設定は全て網羅しました。
次はそれによって何が分かるか見てみましょう。
架空のポートフォリオを使って見方・使い方を解説します。
何が視える化?
- 円グラフの視える化
- 折れ線グラフの視える化
- 複数資産の視える化
- トランザクションの視える化
円グラフの視える化
通貨(コイン)の保有割合を円グラフで確認できる。
ここでは全てのポートフォリオの"総資産"を映し出しています。
折れ線グラフの視える化
ポートフォリオごとの資産推移が折れ線グラフで見れます。
複数資産の視える化
ここではメジャーコイン用とアルトコイン用を作ってそれぞれの資産状況を確認しています。
Total Barance | 日本円に換算されたそれぞれ現在の資産。 |
24h Portfolio Change | 過去24時間の資産の変動率。 |
Total Portfolio Loss | 利確も含めた現在の含み損益。 |
トランザクションの視える化
「>」から各通貨(コイン)のトランザクションを確認できます。
画像下ではこれまで作成したTransactions(トランザクション)が記録されている。
便利なのがトランザクションごとにかかったコストや現在の含み損益が分かるところです。
赤枠からはその編集と削除が可能。
画像水色枠から確認できる資産情報はこちら。
Holdings Value(ポートフォリオ価値) | 日本円に換算された現在の資産。 |
Holdings(保有額) | 保有枚数。 |
Total Cost(合計コスト) | 購入にかかった合計額。 |
Average Net Cost(平均純コスト) | 購入した通貨(コイン)価格の平均額 |
Profit / Loss(利益/損失) | 利確も含めた現在の含み益。 |
最後に注意点
「Sell(売り)」と「Transfer(入出金)」のトランザクションを作成すると、一部変な計上の仕方がされるようです。
単純に資産の増減だけを見たいだけなのであれば、トランザクションの作成は「Buy(買い)」だけで十分かと思います。
しかし、CoinGecko(コインゲッコー)のポートフォリオは、資産を把握するのに非常に便利ではあるので、私は売却しない長期保有という形で使おうと思います。
もし保有通貨(コイン)を売却した際は、ポートフォリオのトランザクションを削除してなかった事にするのも手かもしれませんね。
この記事が参考になったら幸いです。
ありがとうございました!<(_ _)>